自分の心が開放されて(FAさん)

長女5歳、次女2歳の子供がいる主婦です。今回の基礎科は月1回のペースで通わせていただきました。

 

恭子先生のお教室に通うまで。

 

幼少の頃から軽度ではあるが、アトピー性皮膚炎と慢性鼻炎があり、その経緯も手伝って母親は食事の添加物に気をつけたり、新しい健康食や健康法などを次々実践するいわゆる健康オタクな母を見ながら育った。田舎育ちなので野草や植物を使った治療なんかもこの頃からなんとなく見て育った。

 

そして、成り行きで(?)高校を卒業してから看護師を目指すことになり、病院勤務となった。それまで全く病院や医療に興味を持っていなかった私は、現実に病院で入院されている患者さんや、病院で行われている医療や看護に戸惑うことも多々有り、現代医学の素晴らしい面とそうでない面を両方垣間見たと思います。でも何だか西洋医学に対して違和感を覚えるのも事実でした。

人の生死や生活・運命について色んなことを考える機会でもありました。

 

そして当時は独身で夜勤もしていたのでカップラーメンやコンビニ弁当、お菓子にお世話になりまくっていました。体調は花粉症や足のむくみ、手荒れは常にある状態でした。気持ちも不安定で後ろ向きだったりイライラしたりネガティブな面が強かったと思います。

 

その後、結婚し妊娠してから食事にも気をつけるようになり、できるだけオーガニックなものを摂り添加物はとらないようにしていました。野菜中心にして、お肉・お魚・乳製品などは少なくするようにする程度でした。そして長女を無事出産し同様の食事を続けていました。

 

そんな中、長女が010ヶ月で離乳食を始める頃に(4年前くらいに)、マクロビオティックの考え方を知り、共感し感銘を受けました。もともと人は自然の産物で、自然の法則に従って生きて行ければ心身ともに穏やかで幸せに生きていけるのではないかということを看護婦時代に何となく思い、妊娠出産を経てさらに強く思っていたので、マクロビオティックの自然な食からの体へのアプローチはすごく腑に落ちました。そしてそれだけではなく、最も大事なのは感謝する心それが幸せに繋がるということにもとても納得できました。

もともと食べることも料理も好きだったので、マクロビの料理レシピも実践するのが楽しくてのめりこみました。パンやお菓子を作るのも好きで、自家製酵母パンや、子供のお菓子もよく作りました。

 

色々な本を読み、ネットなどでも自分なりに勉強して、できる範囲でマクロビオティックを実践していました。といっても陰陽のことなど難しくてよく分からず、とにかく玄米や分つき米にお味噌汁や野菜料理を本を参考に作り、主食を多くするように心がけ、動物性のものを抜いた食事をしていました。でも、少食、よく噛んでというのはなかなかできていなかった。

体重が一時的に7キロほどやせましたが、便秘は改善され、花粉症(鼻炎)は症状が軽くなり、足のむくみなどもとれ、疲れにくくなり、睡眠時間が短くてもつらく感じなくなり体調がよくなりました。するとイライラも減ったように思います。

 

長女は分つき米、うどん、海苔、海草、味噌汁、切っただけ、ゆでただけ、蒸しただけの野菜などを好んで食べていました。

 

そんな中、長女が110ヶ月の頃に主人の転勤で住み慣れた関西から横浜へと引っ越すことになり、引越し後は新しい環境に慣れるのに必死でした。食生活は同じようにしていましたが、マクロビの食事のことを聞ける人もおらず、心が孤独になりがちだったと思います。

そして、こうならねばならないという考えがいつもどこかにあり、自分を戒めていたように思います。

子供には添加物や動物性のものをあげちゃだめだとか、できるだけ自然なお手当てをとか。できるだけでと思いながらも、それが実行できていない時は自分のことを責めて心が苦しくなることもありました。とにかく初めての子育てとマクロビオティックの実践で必死の毎日でした。今から思えば余裕のない母親ですよね・・・。

 

そんな頃に近所の自然食品店で岡田先生の教室のことを教えてもらい、「ハッピーマクロビオティック」の本を購入し、HPを拝見しました。本の中では「妥協せよ。妥協せよ。」とか「体調を崩しても治せばよい。」とか心の支えになる言葉や考え方がたくさん書かれており、とても気持ちが楽になりました。HPも拝見して、個人の体調に合わせてアドバイスくださることとか、教室の中では、包丁の持ち方や人生の考え方や料理以外のことも伝えてくれたり、お掃除をしたりするところも普通の料理教室とは違ってとてもいいなぁと思いました。そして、いつか通いたいなぁと思っていました。(実はこの時に子連れで受講できないか?もしくは近くで託児を頼める所を教えていただきたいとのメールを送らせていただきました。その時も大変丁寧に返信をいただきとても感謝しました。この時は結局託児の手配ができず受講できなかったのですが・・・。)

 

そしてマイペースに実践していく中、長女が2歳半のころに次女を妊娠し、さらにマクロビオティックをきちんと勉強したい。実践するにあたってアドバイスしていただける存在が欲しいと思って、出産前までに通える教室を探しました。岡田先生の教室も考えたのですが曜日が合わず、クシマクロビオティックの基礎コースに通いました。通っている間は受講生の方や先生と色んな話ができて心が楽に前向きになり楽しく有意義な時間を過ごせました。やはり共有できる仲間という存在はとても大きいなぁと感じました。

 

しかし次女妊娠中の食生活は、手作りがままならないことも多く外食やお惣菜で済ますこともよくありました。その度にやはりどこかで自分を責めていたように思います。そしてこの頃に友人と青空自主保育といって母親同士で子供を野外で遊ばせ、預けあう共同保育の活動を始めました。以前からやりたかったことなので、嬉しい反面、妊娠中で思うように動けないもどかしさがあり気持ちが不安定なこともありました。

 

体調は妊娠中つわりはありましたが、そんなに不調になることはなく経過しました。けど、イライラしたり、不安や不満の気持ちがあったりで、そんな自分が嫌だなぁと感じることは多くありました。今思えばパン・お菓子が多かったことが原因ですかね?

 

そして次女は無事に自宅で出産することができ、産後はとにかく2人の子育てと家事、保育の活動に必死でした。食事は本当にできる範囲で、といった形で次女が生まれてからいい意味で諦めがつき、あれだめ、これだめという考え方は減って楽になったように思います。

 

次女が生後6ヶ月の頃3・11があり、皆さん同様たくさんの事を考えさせられました。そして今こうして生かされているということに改めて感謝できるようになり、全てのことに感謝という気持ちがあれば今を楽しく幸せに生きていけると思うようになりました。そして生きている間に自分がやりたいことをしたい!という思いと、いつか料理の仕事をしたい。自分が体調がよくなったマクロビオティックの事を多くの人に知ってもらうきっかけ作りに自分も加わりたいなと思うようになりました。そして、長女が幼稚園に入園したのを機に、やっぱり料理の勉強をしたい!そして、料理以外のマクロビオティックとの付き合い方?実践方法を身につけたいと思って岡田先生の教室に通いたいと思いました。

この頃、無気力になりがちで、考えすぎたり、ネガティブになりがちでした。そのことも岡田先生にメールで相談したら直接お電話をくださり、2年目からのマクロビオティックの注意点を伝えてくださり、教室に通うことを迷っていた私に「月1回のペースで自分を変えることは難しいけれど、それでも変わりたいと思うのならいらっしゃい。自分を変えるのは自分自身ですよ。」というお言葉をくださり、背中を押してもらいました。

 

そして、20124月から、月1回のペースで通わせてもらうことになり、本当に嬉しくて、毎回楽しみに通いました。毎回一人で電車に乗って、教室まで向かう時間も子育て中の身にはとても贅沢で貴重な時間でした。元気でいてくれる子供に感謝。子供の面倒をみてくれる夫に感謝。教室に通える足に感謝の日々でした。

 

教室では先生に「お腹から声を出して。」とか「勝手にやらない!ちゃんと聞いてからやるように」とか一つ一つ注意されることがあり、大人になってからこういう些細なことを注意される機会って少ないので何だか嬉しくて、本当に先生が受講生と真剣に向き合ってくれているんだなと思いました。そして教室にいく前には今日は何を注意されるかな~なんて少し楽しみにしている自分もいました(笑)。

そして望診もバッチリで、そばかすだらけの私の顔を見て「これは甘いものが大好きなお顔ですよ~。」とか2回目の受講日には真面目に実行していなかった私の顔を見て「あら、お食事まだかえてらっしゃらない?」とかズバリ!でした。

 

2回目の受講の日に個人面談していただき、

その頃の食事内容は

朝食・・・梅醤番茶、子供の食べ残しのご飯と味噌汁数口程度、

昼食(11時頃)・・・3分つき米or玄米、うどんorお味噌汁orけんちん汁、蒸した野菜や切った野菜、漬物

間食・・・子供と一緒におやつ、果物や手作りのクッキーやパン、せんべい、ナッツ、レーズンなど

夕食(17時頃)・・・3分つき米or玄米、納豆or豆腐や厚揚げや車麩と野菜の組み合わせのおかず(お煮しめはよく作りました。)

夜食(20時〜22時頃)・・・手作りクッキーやパン、ナッツ、ドライフルーツ、メープル入りの麦コーヒーなど

食べ物と、食べ方は悪くないしいていうなら、夜食をやめるようにと言われました。甘いものについては先生の本に載っているものをすすめられ、そして多少の不調と付き合いつつでも自分がよければよいのではない畳の目ほどの進歩でも認める事が大事とアドバイスいただき、気持ちが楽になりました。

子供が寝た後にどうしても一息つきたくて、夜食はやめられなかったのですが

 

6月 教室に通いだして3ヶ月目の頃、幼稚園のバザーなどあり忙しい日が続きました。その時に普段は食べないチーズケーキをいただいたら、次の日に乳腺炎になり、高熱にうなされました。食事は受け付けずその日は水のみで過ごしました。次の日から調子がよくなってきたら玄米クリームを少しずつ食べて、2日後には段々よくなってきました。いただいたものでこんなに反応する自分の体にびっくりしました。

 

その後も教えていただいたことをできる範囲で実践する毎日ですが、甘いものに関しては一進一退で、8月頃にはスーパーで買ったお菓子をよく食べるやようになりました。アイスもたまに。それでもさほど体調を崩さなかったので、調子ににって続けていると、9月夏から秋に移行する季節の変わり目(ちょうど今です。)に頭痛やむくみ、体のだるさなどがあり、夏に摂ったよくないものがでているのかな〜、と思いながら、梅醤番茶や玄米クリームを摂ったり、1食を数口だけにしてみたり(1食全部抜くがなかなかできない・・・。)と今しているところです。

 

そんな劣等性な私ですが、教室に通いだしてから、わからないことがあればいつでも先生に聞ける。という安心感や、次の教室でまた色んな話が聞ける、クラスメイトの方に会えるというのが心の励みになり、常になにかしら不安だった気持ちが楽に安定したと思います。そうすると自分は本当に幸せだな、恵まれているなという思いが沸いてきて、先生やクラスメイトの方に感謝です。

 

教室での先生からの数々のためになるお言葉。

まずは自分が幸せになりなさい。仕合せ。畳の目ほどもよくなればいいのよ。そのことに気づいてそれを褒めること。どれも私の気持ちを楽にしてくれて心の支えになっています。通いだしてからいい意味でゆるくなり自分の心が開放されているように思います。

 

でも、食事に関してはゆるくと締めるのさじ加減がまだまだわからず、これからも色んな知恵を教えていただきたいと思っています。「自分を変えるのは難しいですよ」という先生の言葉を今まさに実感していて、

できるだけ沢山お教室に通いたいなぁと考えています。これからもよろしくお願いします。

 

 

 



 恭子から一言
マクロビオティックの食事を実行しようという方たちは、優秀で真面目な方が多いです。
それで、つい、実行できなくて、甘いものを食べてしまったり、少ししか改善できなかったりすると、心が落ち込みます。
私の教室の良いところは、そんな時、少しの進歩に気が付かせてあげられること、よりましな健康になっていう事実、に気が付かせてあげられることです。
そうすると、皆さん明るくなり、心が開放されるのです。心が開放されると、身体が元気になるのです。良循環がうまれます。